明日から即使える!住宅リフォームマニュアル~契約~

2021年2月25日
マニュアル

㈱リフォーム産業新聞社様が出版されている「住宅リフォーム即戦力化マニュアル」の一部をご紹介させて頂きます!
今回は【1巻】から、「契約」についてです。

契約について

工事の大小にかかわらず、工事請負契約書を交わす必要があります。
発注書・請求書だけで済まさずに、契約書を締結することが、後のトラブルを避けるための必須事項です。

工事の内容や金額、工期について工事請負契約書を結ぶ。

①工事請負契約書・契約図面・仕様書・約款・御見積書を準備。契約書は二通作成し、一通はお客様に渡し、もう一通は会社保管用にする。

②工事内容、工事金額、請負条件を確認。さらに着工日や引き渡し日が明記されているか、最終確認を行う。

③工事請負契約書に、お客様の署名をいただき、捺印をもらう。

”契約”のポイント

内容に間違いがないか最終チェック

工事内容と見積もり内容に食い違いがないか確認します。
打ち合わせ時に何度も変更があった場合は、契約図面が最新になっているか見積書の品番が正しいか最終確認をします。

工事着工予定日を決定する

工事着工予定日など工事の工程について、お客様の都合を聞いて最終決定します。

支払い条件について説明する

工期や工事会社によっても異なりますが、一般的に工事代金の支払い方法は50万円以下の場合は引き渡し日に一括清算、それ以上の金額になる場合は、数回に分けて請求します。

印紙代を受領し、契約金の請求書を発行する

契約書に貼る収入印紙は、工事代金が100万円以下なら200円、500万円以下なら2,000円。注文者用と請負者用の2枚分が必要となります。

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契約後の”想定外”にそなえて

リフォーム工事では、解体後に想定していた状況と違うことがよくあります。
契約内容通りに施工できない場合に備えて、計画や工期、工事金額の変更、協議方法などを必ず伝えておきます。また変更が発生した場合は、その都度見積書を作成し必ず変更契約を行います。

例えば、こんな”想定外”があるかも・・・

  • 木造の住宅で、想定以上に駆体に腐食があった
  • 追加で構造補強が必要になった

工事請負契約書 記入例

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いかがでしたか?
リフォーム営業初心者の方、新入社員の方向けにつくられたマニュアルですが、経営者の方やベテラン営業の方にとっても、基本の立ち返りや次世代育成にお役立て頂ける内容かと思います。
これからも連載してまいりますので、ぜひご活用ください!

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