明日から即使える!住宅リフォームマニュアル~現地調査~

2021年1月28日
マニュアル

㈱リフォーム産業新聞社様が出版されている「住宅リフォーム即戦力化マニュアル」の一部をご紹介させて頂きます!
今回は【1巻】から、「現場調査」についてです。

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現場調査

現地の状況を確認し、プラン・見積書を作成するために必要な情報を収集します。
『現場調査シート』をもとに、採寸や構造内部の調査を行います。

現地調査に行く前の下準備が重要。 漏れのないように調査シートでチェック。

①現地調査の日程を決める。その 際、既存図を準備してもらうようにお客様にお願いをする。

②現地調査に必要な7つの道具を 用意する。コンベックス、カメラ、 現場調査シート、脚立、レーザー、 ライト、クラックスケール。

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③工事内容に応じて、下請け業者や専門業者と一緒に現地へ行き、現場調査シートに基づき採寸・調査を行う。

ポイント①調査内容は事前に伝えておく

現地調査に足を運ぶ前に、当日のおおまかなスケジュールと、訪問する人数、調査内容を伝える。

ポイント②当日「えっ!聞いてないよ!」と思われないために

各部屋を採寸させてもらうこと、部屋の写真を撮らせてもらうこと、給排水管の位置や床下・天井裏などをのぞき込むことがあることを事前に伝え、承諾を得る。

ポイント③工事内容に応じた専門業者を手配する

リフォームの要望に応じて、専門業者の同行が必要な場合は、手配をする。その際、当日連絡を取り合える携帯電話の番号を伝えておくこと。

ポイント④女性営業マンは服装に注意

ヒールの靴やスカートをはいていくことはNG。状況によって対応できるように、作業着とスニーカーがあると便利。

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【ここをチェック!】マンション工事の場合は、「分譲時の詳細図面」と「管理規約・細則」を確認

複数の世帯が住むマンションリフォームは、管理組合に申請、許可がおりないと工事ができないので、注意が必要です。
以下の項目は忘れずに確認しましょう。

☑ 管理事務所で分譲時の詳細図面を確認する(給排水設備や電気図を確認でき、プランニングの際に役立つ)

☑ 管理規約・使用細則の確認

  • フローリングの遮音規定
  • 増設可能な電気容量
  • 工事中の搬出、搬入ルート
  • 工事届けの提出期限、近隣挨拶をする住戸

現場調査シートの記入例

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いかがでしたか?
リフォーム営業初心者の方、新入社員の方向けにつくられたマニュアルですが、経営者の方やベテラン営業の方にとっても、基本の立ち返りや次世代育成にお役立て頂ける内容かと思います。
これからも連載してまいりますので、ぜひご活用ください!

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