住宅の基礎を解説!住宅リフォームマニュアル~洗面所リフォーム~

2023年4月19日
マニュアル

洗面所は、手洗いや洗顔、メイク、さらに洗濯や脱衣所などとして、家族がさまざまに活用するスペース。
何を重視するかでリフォームも変わります。

家族みんなが使う多機能空間。
動きやすさとすっきり収納をポイントに。

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【一面鏡】

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鏡を大きくとった一面タイプは、すっきりとした印象で洗面台を広く見せてくれるメリットも。

【三面鏡】

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鏡が三面に取り付けてあり、顔の両側が見られてメイクがしやすい。
鏡を前に引き出したり、角度をつけられるものもある。
鏡の裏にある収納スペースが大きいのも魅力。

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【シングルレバー水栓】

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1本のレバーを上下して吐水・止水するので操作が簡単。
片手でも操作できるなど、使い勝手が楽なので主流。

【洗髪シャワー水栓】

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吐水口を引き上げて、シャワーのように使える水栓。
洗面台での洗髪以外に洗面器内の掃除などにも便利。

【タッチレス水栓】

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水栓に触れなくてもセンサーに手をかざすだけで吐水・止水ができ、子どもや高齢者など手の力が弱い人もラクに操作できる。

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【開き戸タイプ】

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間口が大きく開くので広々と収納ができ、バケツなど大きなものを収納するのに便利。
上部がデッドスペースになりがちなので、棚を置くなどの工夫も必要。

【引き出しタイプ】

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引き出しと開き戸を併用したタイプ。
小物やタオル等は引き出しに、バケツや予備の洗剤などは開き戸になどと使い分けられる。

【スライドタイプ】

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奥の物まで見えやすく、取り出しやすいので使い勝手がよい。
デットスペースが少なく、収納力が大きいのも魅力。


洗面所リフォームのポイント

洗面台の高さは「身長÷2」

洗面台のボウルの使いやすい高さは、「身長÷2」と言われています。
ただし家族全員が使うものなので、みんなが使いやすい高さに。
市販品の標準的な高さは750~800mmです。

壁紙は水はねや汚れに強いものを

毎日の手洗いや洗顔、歯磨きで、壁は水はねや汚れがつきやすくなります。
清潔を保てる防汚・防菌加工された機能性壁紙や、凹凸がなく汚れを拭き取りやすい壁紙が最適です。

洗面とトイレを一緒にして狭さを解消

限られた条件で洗面所のスペースの広げたいときは、少人数の家族であればトイレと一緒にする方法も。
トイレも広くなるので、介助の必要な人がいる家庭にもおすすめです。

バスタオル用のバーがあると便利

洗面所は脱衣所として使われることが一般的。
収納とは別に、空いている壁面などを活用して、使用したバスタオルをかけられるバーを取り付けておくと便利です。


お客様に「どっちがいいの?」と聞かれたら…

◆四角いボウルor丸いボウル

四角いボウルはお洒落なデザインが人気ですが、角の部分に汚れが溜まりやすく、お手入れに難点も。
丸いボウルはお掃除がしやすく、商品ラインナップも豊富。

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◆立ち上げ水栓or壁付け水栓

洗面台から立ち上がるタイプの水栓は、水栓回りに汚れがこびりついて落としにくい。
壁付け水栓は、水栓の取り付け部分に水がたまらないため、水アカ汚れがつきにくい。

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「こんなことしますか?」提案前に確認しよう!

◆お化粧は洗面台でする?

最近は多くの女性が化粧台でメイクしています。
メイク道具の収納スペースなどを提案に加えてみましょう。

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◆洗面ボウルで浸け置き洗いをする?

洗面ボウルで浸け置き洗いをすることが多い場合は、水がたっぷり貯まる大容量タイプのボウルを提案しましょう。

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◆バケツをよく使う?

よくバケツを使うなら、底が平らで水栓の先端からボウルの底までの距離があるタイプの化粧台を提案しましょう。

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◆暖房や扇風機を使う?

足元に暖房用、天井近くに扇風機用のコンセントがあるか確認し、ない場合はコンセントを増設しましょう。

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いかがでしたか?
リフォーム営業初心者の方、新入社員の方向けにつくられたマニュアルですが、経営者の方やベテラン営業の方にとっても、基本の立ち返りや次世代育成にお役立て頂ける内容かと思います。
これからも連載してまいりますので、ぜひご活用ください!

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