住宅の基礎を解説!住宅リフォームマニュアル ~写真の撮り方~
2022年10月19日
マニュアル
現状図を起こすには、寸法の実測とともに写真の撮影が欠かせません。設計の資料として、さらにはトラブル防止や竣工後のことも考えて記録します。
くまなく、細かく、が記録の基本。
撮っておいた写真が後から役立ってくる。
★なるべく多くの写真を撮る。全体に加え、開口部や壁、段差や配管などの詳細、メーカーや品番のラベルも押さえる。
★床と壁、壁と天井の境界線を撮影しておく。境目の仕上がり、見切り材の有無などを確かめることができる。
★床下や屋根裏など体が入らず見えない所は、床下収納庫や天井点検口からカメラで撮って状態をチェック。
写真の撮り方のポイント
撮影は、お客様に承諾を得てから
あくまでお客様のお宅なので、事前に断ってから写真を撮るようにしましょう。また。撮影のために点検口や収納扉を開ける際にも一声かけることを忘れずに。
コンベックスを使ったひと工夫を
段差があるところなどはコンベックスを置いて寸法が見えるように撮影。後から見たときにサイズ感がわかりやすく、便利です。
竣工写真との比較のために撮っておく
リフォームのビフォー・アフターの記録も大切。竣工時に撮るであろうアングルを想定して、リフォーム前の写真を撮っておくと比較しやすくなります。
後のトラブル回避の資料として残す
施主が気づかなかった既存躯体の状況を記録に残しておきましょう。例えば、傷みが工事の前からあったものか、工事の際の瑕疵なのか線引きをはっきりさせるために必要です。
いかがでしたか?
リフォーム営業初心者の方、新入社員の方向けにつくられたマニュアルですが、経営者の方やベテラン営業の方にとっても、基本の立ち返りや次世代育成にお役立て頂ける内容かと思います。
これからも連載してまいりますので、ぜひご活用ください!
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