住宅の基礎を解説!住宅リフォームマニュアル ~寸法の測り方~

2022年9月20日
マニュアル

現場で実測することによって、実寸に基づく図面を起こすことができます。どこを測れば図面化できるか考えながら進めましょう。

測り漏れや、記入間違いに要注意!
正確かつスマートに実測データを収集しよう。

◆ 天井高の測り方

床にコンベックスの先を当てて伸ばし、天井で折り曲げて測ると安定する。

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◆ 窓の測り方

窓枠に引っ掛けて測定する。枠のみの幅も計り、マイナスすれば窓の幅がわかる。

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◆ 梁の測り方

コンベックスを折り曲げてU字型にして測る。

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◆ 家具・器具の測り方

最も幅の広いところを探し、その部分の長さを測る。

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寸法の測り方のポイント

コンベックスは幅広をチョイス

5m以上測れ、ロック機能付きのものを。幅広(25mm以上) のしっかりしたものなら縦方向も測りやすくて便利です。

図面があっても信じすぎないこと

詳しい図面が手に入っても実測をおろそかにしてはいけません。既存図と実際に竣工したものが一致しないこともあります。あくまで参考にして、しっかり測りましょう。

細かいところは先にスケッチをしてから

既存図面がない場合は、簡単な間取り図を用意し、それに書き込みながら採寸を進めます。細かい部分は現場でスケッチをしてから実測すると書き違いを防げます。

レーザー測量器はあると便利

レーザー測量器は、わずかな間をぬって測量することができるので、家具や物が多い住宅で役立ちます。


いかがでしたか?
リフォーム営業初心者の方、新入社員の方向けにつくられたマニュアルですが、経営者の方やベテラン営業の方にとっても、基本の立ち返りや次世代育成にお役立て頂ける内容かと思います。
これからも連載してまいりますので、ぜひご活用ください!

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