住宅の基礎を解説!住宅リフォームマニュアル~ガス~

2021年12月15日
マニュアル

住宅への供給方法は、都市ガスとLPガスの2種類あります。
ガスの種類によって適合するガス機器が異なるので、キッチンや浴室のリフォームでは必ず確認が必要です。
都市ガスとLP(プロパン)ガスの仕組みの違いを知っておきましょう。

都市ガスとLP(プロパン)ガス

都市ガス

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道路に埋設された都市ガス本管から各住戸に供給する。
ガスの種類は十数種あり、全国の8割を12Aと13Aが占めている。
また、都市ガスは空気より軽いです。

LP(プロパン)ガス

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利用者ごとに各敷地内にボンベを設置する「各戸供給方式」と住宅の一角に貯蔵設備を設け、
そこから地中に埋め込んだガス管を通じて各住戸に供給する「集中供給方式」がある。
また、LP(プロパン)ガスは空気より重いです。

「ガス」のポイント

ガス機器はガスの種類と合うものを

ガス機器とガスの種類が合っていないと、火災や不完全燃焼の原因となり大変危険です。
ガス機器には、適合するガスの種類を明示したラベルが貼ってあるので必ず確認しましょう。

LPガスは郊外の住宅に多い

ボンベに詰めて各住戸に供給されるLPガス。
貯蔵や取り扱いが容易なため、郊外や山間部などの都市ガスの供給がないエリアで、広く使われています。

ガス事故を防止する安全装置が普及

現在のガスメーターは、ガス漏れや地震を感知すると自動でガスを遮断する安全装置が内蔵されています。
またガス漏れを検知して警報を発する、ガス漏れ検知器も普及しています。

災害時の復旧が早いLPガス

地震や台風などの広域災害が起きた際、LPガスはボンベや配管の安全性が確認できれば、すぐに利用が再開できます。
このため災害時に強いガスといわれています。

「長期使用製品安全点検制度」が2009年度からスタート

ガスなどを使う製品に関して、長期間の使用によって火災や事故などが生じないよう、安全性を維持するために点検を支援する制度です。

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いかがでしたか?
リフォーム営業初心者の方、新入社員の方向けにつくられたマニュアルですが、経営者の方やベテラン営業の方にとっても、基本の立ち返りや次世代育成にお役立て頂ける内容かと思います。
これからも連載してまいりますので、ぜひご活用ください!

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